割り算の筆算

算数・数学

筆算は”分配して考える”計算方法です。
足し算や引き算も。

かけ算も。

今回は、割り算の筆算を考えます。

“72 ÷ 3″という計算を考えてみます。
“72”を硬貨で考えると、10円玉7枚と1円玉2枚になります。

“72”を10円玉7枚(70)と1円玉2枚(2)に分けて考えましょう。

まず、10円玉7枚を3人で分けます。一人に2枚ずつ渡せますね。
すると、1枚余ります。

余った10円玉1枚は、1円玉10枚と交換(両替)します。
新たに1円玉を10枚手にし、最初から持っている1円玉2枚と合わせます。1円玉は12枚になります。

この12枚の1円玉を3人で分けます。一人4枚ずつ渡せます。
72円を3人で分けると、10円玉が2枚ずつ、1円玉が4枚ずつ、つまり24円ずつもらえました。

割り算の筆算でやっているのはつまり、こういうことなのです。

まず一番大きな位の数字を割り算し、余った数字を次の桁の数字に繰り越して、また割り算をする。
小数点以下がない場合は、1の位まで計算したらおしまい。割った数字と余った数字を算出します。

これが割り算の筆算の仕組みです。

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