小数と分数が混ざった式は、どちらかに合わせないと答えを出せません。
では、どちらに合わせた方が良いでしょう。
参考文献↓
分母が1桁の場合、2、4、5、8なら小数に直すことができます。
一方、分母が3、6、7、9であれば、小数に直すことができません(分子÷分母で割り切れない)。
3/4は分母が4ですので、3÷4で割り切れて、0.75と小数に直すことができます。
2/9は分母が9ですので、2÷9で割り切れず、小数は0.2222…..と永遠に2が続いていくことになります。
ただ、小数の方が効率的に計算できることがあります。
“3/5 – 0.1″という式は、分数か小数、どちらかに合わせないといけません。
3/5は分母が5なので、3÷5で割り切ることができます。小数に直すと0.6になります。
あとは、元の式の0.1を引いてあげれば答えがでます。
0.6 – 0.1 = 0.5
これを分母にすると、通分と約分が必要となり、少し手間がかかります。
3/5 – 0.1 = 3/5 – 1/10 = 6/10 – 1/10 = 5/10 = 1/2
小数の方が早いこともありますが、迷った時は、確実に計算できる分数にした方が良さそうです。
ちなみに、「小数÷小数(or 整数)」のように、分数が最初に登場していない場合でも、分数に直すことで答えが出るというケースもあるようです。
例えば、「2.5 ÷ 3.5」の計算を小数のまま計算すると割り切れません。
2.5 ÷ 3.5 = 0.71428571….
これを分数に直して計算すると、答えを求めることができます。
2.5 ÷ 3.5
= 2 1/2 ÷ 3 1/2
= 5/2 ÷ 7/2
= 5/2 x 2/7
= 5/7
小数に合わせるか、分数に合わせるか、「基本的には分数に直した方が良い」という感じでしょうか。
「小数にした方がスムーズに計算できることもある」という補足付き。
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