なぜ外国語を学ぶのか?

言葉

日本では、ほとんどすべての人が外国語を学んだことがあると思います。
“英語”を学校で学ぶから当然ですね!

英語以外の外国語学習は、趣味で学ぶか、第二外国語として大学で学ぶかといったところでしょう。
日本以外の国でも、多くの国で英語は学ばれています。(英語が母国語の国でも”国語”として)

“外国語教育”という点では、英語母国語の国でも学校で外国語を学ぶそう。アメリカ人も高校などで外国語を学ぶそうです。
世界共通言語である英語を母国語とする彼らは、どこの言語を学ぶのか?

それは、選択科目となっているのが一般的みたい。
ちなみにアメリカでの外国語学習の一番人気はスペイン語!

これは、彼らにとって最も身近な外国語がスペイン語だからでしょう。
隣国のメキシコがスペイン語だし、スペイン語話者の移民も多く、町中にも結構スペイン語があるそう!

英語であってもなくても、みんな外国語を学ぶ。
それはなぜでしょう?考えてみました。

ちなみに、「なぜ英語が現在の世界共通言語になっているのか」は、別記事にまとめたので、ぜひご覧ください!

外国語を学ぶことが母国語向上につながる?

外国語を学ぶことのメリットの最大のものは母国語のレベル向上だと考えます!
学んでいるその言語が話せるようになることより重要だと私は思います。

母国語は、私たちでいうと日本語ですね。
英語を学習していると、普段意識していない日本語のことを意識することが多くあります。

例えば学習で英訳をしていると、困ることがあります。
「私はりんごを持っています」という日本語を英語にするとします。

これだけでは正確な英文にするには情報が不足しています。
“いくつ!?”という情報が抜けているから。

考えられる英訳は下記の2つです。

  1. I have an apple.
  2. I have apples.

英語では、その数の正確な情報がなくても、とりあえず1つなのか2つ以上なのかが重要になります。

また英語を学んでいると、日本語の主語の曖昧さにも気づきます。
日本語はよく主語を省いて文章を作りますね?
いちいち「私は・・・」「私は・・・」「私は・・・」と言っていたら、くどいですから(^^;)
でも英語は、「I …」「I …」「I …」と、必ず主語をつけます。

話下手な人は、日本人同士で日本語を話しているはずなのに、なかなか話がわからなかったりします。
わかりにくい説明にも、理由は色々あると思いますが、理由の1つに、主語がはっきりしなくてわからないということがあります。

聞いている方は、誰のことを言っているのかわからなくなって、「誰が?」と確認する必要が出てきます。あまり確認しすぎると、嫌な上司のようになりそうですが。。。

まあ英語も日常などでは省くことは多々あるそうですが、ちゃんとした文章には基本的に主語は必須です。

何が言いたいかわからない人は、もしかしたら英語をもう少しまじめに学習していたら、日本語でもわかりやすい説明ができるようになっていたかもしれません。

自分の母語の曖昧さを認識させてくれる。
これが外国語を学ぶ一番の利点だと思います。

外国の情報にアクセスできる

日本語だけで情報を取得しようとすると、日本語で書かれたものしか読めません。
もちろん、外国で発行された本や雑誌の情報も、たくさん日本語に翻訳されているので、それを入手する方法はあります。

しかし、翻訳は翻訳。その内容は正確ではないかもしれませんし、嘘や誤訳の可能性もないとも限りません。
また、そもそも日本語に翻訳されていない本の内容はわかりようがありません。
現地情報をいち早く知りたいと思っても、新鮮なニュース情報などは翻訳されるまでに時間がかかります。

外国語を学べば、その言語で書かれた生の情報を自分で取得して読むことができます。
外国語で書かれた情報を読むことで、日本を客観的に捉えることもできます。

ハブとして機能する共通言語・英語

次に、他の言語とは違う、”英語”に限ったメリットを考えてみます。

英語は、すべての言語のハブ的な役割を担っています。
英語さえできれば、ある程度すべての国の情報をカバーできるのがメリット。

例えば、日本の企業や市区町村のWebサイトには日本語版の他に英語版が用意されていることが多くあります。他の言語版もあることもありますが、他の外国語版があるときは必ず英語版もあります。

これは外国でも同様で、韓国でもドイツでもどこでも、その国の言語の他に英語版のWebサイトを用意していることが多いです。
ということは、英語さえできれば「ドイツの情報が欲しい」と思っても、ドイツのサイトの英語版を読むことで、ドイツの機関の情報を理解することができるのです!

言語は読み書きだけではありません。
外国人と話すときも英語は他の言語より有用です。

英語を学んでいれば、英語を母国語としない者同士、中国人でもフランス人でも英語を学んでいる人とはコミュニケーションを取ることができます。
私が例えば韓国語を習得していても、韓国人とは会話できますが、恐らくその他の国の人とコミュニケーションできることはかなりレアでしょう。(もちろん韓国国内では外国人同士、共通言語が韓国語になる可能性は高いでしょうが。)

旅行が好きな人であれば、ある程度の英語ができればかなり便利です!
ホテルの従業員は英語ができることが多いですから、中国でもドイツでも、英語で要望などを伝えることができます!

まとめ

「英語を学べば便利」という内容が多くなってしまいましたが、重要なのは、学習対象の言語と比較して日本語を理解することが一番だと思います。

「外国語を勉強しても話せないので意味がない」と考える必要はないということは強調したいと思います。その学習成果は日本語の説明能力向上に役立っているはずです!

中でも英語は汎用性が高く、他の言語より多くのメリットを享受できます。
単語だけでも英語が少しわかるだけで、外国旅行などでも役に立っているはず!

トルコやロシアに行っても、何が書いてあるかわからなくても、併記されている英語でそれが何なのかはわかるはずです(”入り口”なのか、”駅”等)。

何はともあれ、興味がある言語であれば英語でなくても良いと思います。
役に立つからとかという理由があっても、好きでなければ続きませんからね^^

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