分数の割り算の計算は、なぜひっくり返してかけるのか?

算数・数学

分数の割り算は、掛ける分数の上下(分子と分母)をひっくり返してかけます。
例: 5/8 ÷ 6/7 = 5/8 x 7/6

なぜひっくり返してかけるのか?

割り算の性質として、「割られる数と割る数に同じ数をかけても答えは変わらない」というものがあります。
“35 ÷ 7″の答えは”5”ですが、割られる数・割る数の双方に10をかけて”350 ÷ 70″にしても答えは”5″です。

この考え方を使って、分数の割り算を考えます。
“5/8 ÷ 6/7″の割られる数と割る数の双方に割る数の逆数(この場合は7/6)を掛けます。

すると答えは以下のようになります。
(5/8 x 7/6) ÷ (6/7 x 7/6)

割る数とその逆数の掛け算は必ず”1”となります。
どんな数字であれ、”1”を割っても答えは変わりません。なので、省略可能となります。

(5/8 x 7/6) ÷ 1 = 5/8 x 7/6
割られる数と割る数を上下(分子と分母)をひっくり返した掛け算が残りました。

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