警視庁捜査一課は、たびたび刑事ドラマなどで出てきます。
一課があれば二課があり、三課もあり、それぞれに役割があるはずです。
簡単に調べてまとめてみました。
捜査一課
捜査一課の担当は、”殺人”、”強盗”、”放火”、”誘拐”などの凶悪犯罪の分野です。
殺人事件が起きる刑事ドラマなどでよく出てきますね!
警察に馴染みのない一般人の我々でも、“警視庁捜査一課“という名前はよく知っています。
警視庁捜査一課は、全国最多の捜査員数を誇るエリート集団だそうです。
そもそも公務員である警察になるだけでもすごい努力が必要ですが、その中で“刑事“になれるのもごく一部、憧れの存在です。
さらにその中で、警視庁に入ることができた選ばれし人たちだけが所属することができる存在です。
その組織を率いるのが“捜査一課長“です。
このポストはいわゆる“ノンキャリア組“の花形ポストと言われる役職だそうです。
警察には、“キャリア組“と“ノンキャリア組“というものがあります。
まず警察になるためには、公務員試験に合格する必要があります。
その時に受けた試験の種類で“キャリア組“か“ノンキャリア組“か分かれます。
つまり、警察に入るときの“入り口の違い“で身分が分かれると言えるかもしれません。
2つに分かれているような言い方ですが、キャリア組の人数は全体のごくごく一部の少数です。
警察組織約29万人の中で600-700人程度しかいないとか・・・。
それだけキャリア組が合格した公務員上級試験は、超難関試験だということなのかもしれません。
ごく一部の超エリートだけが合格できる。キャリア組で警察になった人は、将来の出世を約束された存在です。
警察庁や警視庁・都道府県警などの警察組織の幹部はこのキャリア組が占めています。
そのような警察組織の中で、“捜査一課長“という存在はノンキャリア組がなれる花形ポジションだということです。
捜査二課
捜査二課の担当は、“詐欺“、“選挙違反“、“汚職“などの知能犯罪の分野です。
経済犯罪や政治犯罪など、その捜査には高い知能が求められます。
政治家や企業の不正を捜査する存在ですが、国会議員など、大物が絡むような大規模な犯罪への捜査となると、よくニュースで名前を聞くのが“特捜部“という存在ですね。“東京地検特捜部“という名前がニュースに出てくることがあります。
この“東京地検特捜部“の正式名称は“東京地方検察庁特別捜査部“、検察庁管轄の犯罪捜査組織です。
大々的にニュースにとりあげられる大きな事件ではこの“特捜部“が捜査を進めるそうです。
それ以外の事件捜査を進めている“捜査二課“はそのため、ニュースで目にすることが少ないのかもしれません。
捜査三課
捜査三課の担当は、“空き巣“、“ひったくり“、“窃盗“などの盗犯・財産犯罪の分野です。
私たち一般市民が被害に遭いやすい身近な犯罪が多いのがこの捜査三課の分野です。
被害件数も、この捜査三課が担当する分野の犯罪が最も多くなっています。
私たち一般市民が最もお世話になるかもしれない大事な捜査機関です。
その他にも、都道府県を跨ぐ捜査などをする“捜査共助課“などがあるそうです。
今回のところは、“捜査一課“、“捜査二課“、“捜査三課“の特徴について調べてみました。
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