割り算は当たりをつけて計算する

算数・数学

割り算をすばやく計算するには、ある程度答えに近い数字に当たりをつける必要があります。
当たりをつけるには、「2桁 x 1桁」の暗算ができると早くつけられます。

例えば、「3421 ÷ 57」という計算を考えてみましょう。
まず十の位を考えます。

“3421”の”342″を”57″で割るには「57 x 1桁の数字」を暗算して、「”342″を超えない最大の数」を考えます。
“57”に”7″を掛けると”342″を超えてしまうので、答えは”7″ではありません。
57 x 7 = 399 (“399 > 342″なので不正解)

「57 x 6」の答えは”342″となり、これが「57 x 1桁の数字」の中で、「342を超えない最大の数」となります。

つまり、「3421 ÷ 57」の答えの十の位は”6″となります。
割る数”57″に十の位”60″を掛けると”3420″となり、割られる数”3421″には”1″しか残りません。

小数点以下を計算しない場合、「3421 ÷ 57」の答えは、
「60あまり1」となります。

割り算をすばやくするには、「かけ算が重要」ということがわかります。
「2桁 x 1桁」のかけ算を分解して考える方法として、”分配法則を利用した解き方”があります。

たとえば先ほどの「3421 ÷ 57」の計算の際には、「57 x 6 = 342」を計算しました。
分配法則は、「”57″を”50″と”7″」に分解してから、それぞれ掛ける数”6″を計算する方法です。

それぞれの数字に”6″を掛けた後に、足し合わせると答えを算出できます。

57 x 6
= (50 + 7) x 6
= 50 x 6 + 7 x 6
= 300 + 42
= 342

計算で困ったときはとにかく「分けて考える」ことが重要です!

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