“1“は素数ではない!?

算数・数学

“1“は素数ではありません。
そもそも“素数“とは?

“素数は「“1”とその数自身以外に約数がない数」のことです。
“2“は「“1“とその数自身(=2)以外に約数がない」ので素数です。
“3”は「“1“とその数自身(=3)以外に約数がない」ので素数です。
“4”は「“1“とその数自身(=4)以外にも約数がある(“2”)」ので素数ではありません。

さて、“1”も「“1”とその数自身(=1)以外に約数がない」に当てはまりそうな気がします。
しかし、この“1”を素数にしてしまうと数学の世界では不都合なことが起きてしまいます。

“素因数分解“が機能しなくなってしまいます!
“素因数分解“はある数字を素数に分解していく作業です。
例えば“4“を“素数2“で割って“2 x 2”の形にしたり、“10”を“素数2“で割って“2 x 5“にしたりといった具合に、“素数“x“素数“の形に分解していきます。

“1”を素数扱いして素因数分解すると、“4“を“1“で割って、“1”で割って、・・・・永久に終わらなくなってしまいます。
数を素数の塊として分解しようとしているのに、“1”で割ることを選択肢に加えると、永久に“1”を割ることができてしまいます。

こういった都合で「“1”は素数として扱わない」ということになっています。
「“1”とその数自身の2つ以外に約数がない」と、約数が2つ以上あると認識すると良いかもしれません。

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